ウェビナーの集客方法10選を解説!集客前に確認したい3つの目標と注意点も解説
ウェビナーの集客は、ウェビナーが成功するか否かにおいて、最初に超えるべきハードルです。申し込みをどれだけ集められるかが、失敗・成功を左右すると言っても過言ではありません。本記事では、ウェビナーの集客方法を解説した上で、集客で重要な3つの目標(KPI)とウェビナーの集客前に確認すべき3つのポイントを解説します。
これからウェビナーを活用してリード獲得を強化したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ウェビナーマーケティングの基礎知識については、以下記事で紹介しております。ご興味のある方はぜひご覧ください。
ウェビナーの集客で重要な3つの目標(KPI)
ウェビナーの成果を正確に測定するためには、申し込み数から商談化までの複数の指標を把握する必要があります。
- 申し込み数
- ウェビナー参加数・アンケート回答数
- 商談化率・案件化率
それぞれの指標について詳しく解説していきます。
申し込み数
ウェビナーの集客力を測る基本指標として、申し込み数があります。
広告やSNS、メールマガジンなど、各集客チャネルからの申し込み数を計測することで、効果的な集客方法がわかります。また、申し込み数が足りない場合は、集客の施策を増やす必要があり、申し込み数は非常に重要な指標の1つです。
また、集客チャネルごとの申し込み数を把握することで、各施策の費用対効果を計算し、次回以降の施策検討に活かすことができます。
ウェビナー参加数・アンケート回答数
申し込み数に加えて、実際の参加者数とアンケート回答数も重要な指標です。
参加数は申し込み数に対する実際の視聴者数を表します。参加数を増やす施策として、リマインドをどれだけ実施できたかが重要になります。
また、ウェビナー中のアンケート回答数は、参加者の関心度を測る有効な指標です。
参加者のアンケートデータを分析し、次回のウェビナー企画に反映していきましょう。
商談化率・案件化率
ウェビナー後の商談化率や案件化率は、ウェビナーの施策の有効性や営業活動の成果を測る最も重要な指標です。
参加者のうち実際に営業面談や商談に進んだ割合を把握することで、ウェビナーの投資対効果が明確になります。
ウェビナー参加者の行動履歴やアンケート回答を分析し、営業担当者への引き継ぎ方法を最適化できます。
また、ウェビナーを実施することで、会社やサービスが認知され、指名検索(会社名やサービス名が検索されること)が増えることもあります。
ウェビナーでの営業活動では、商談化しなくてもウェビナー後の2週間~1ヶ月後にウェビナーをきっかけに問い合わせをしてくれることも珍しくありません。
参加者の属性や関心事項を営業活動に活かし、成約率の向上を目指しましょう。
ウェビナーの集客前に確認すべき3つのポイント
ウェビナーを成功させるためには、集客前の準備段階で3つの重要なポイントを確認する必要があります。
- ターゲット設定
- ウェビナーの企画設計
- 集客の施策
順番に解説していきましょう。
ターゲット設定
ウェビナーを運営するためには、参加してほしい理想の顧客像を明確にする必要があります。
業種や職種、役職といった基本的な属性に加えて、具体的な課題や悩みを持つ層を想定することで、訴求力の高いコンテンツを設計できます。
ターゲットの情報収集習慣や普段使用するメディアなどの行動特性を把握することで、効率的な集客が可能です。また、過去のウェビナー参加者データを分析することで、より精度の高いターゲット設定が実現できます。
自社のサービスの顧客層を設定することが、集客を実施するための第一歩となります。
ウェビナーの企画設計
参加者の課題解決につながるウェビナーの企画を設計する点が重要です。
ターゲット層が抱える具体的な課題や業界動向を調査し、参加者が知りたいこと・悩んでいることに応えるウェビナーの準備が必要です。
セミナーのテーマや構成、共催先の企業選定、集客目標などの計画を立てます。また、開催時期や時間帯も参加者が参加しやすいを考慮して設定する必要があります。魅力的な特典や事例紹介を組み込み、参加意欲を高める工夫を盛り込みましょう。
ウェビナーの企画については、以下記事で詳しく解説しております。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
申し込みを増やす施策
申し込み数を増やすためには、ターゲット層に届く効果的な集客方法を選択する必要があります。
自社のメールマガジンやSNS・Web広告など、複数の集客チャネルを組み合わせることで、より広い層へのリーチが可能です。申し込みページでは、ウェビナーの価値や参加メリットを分かりやすく伝える必要があります。
また、申し込みフォームの簡略化のように、申し込みのハードルを下げる工夫も重要です。
費用がかからないウェビナーの集客方法4選
予算をかけずにウェビナーの集客ができる方法が4つあります。
- メルマガ
- SNSの活用
- 無料のウェビナー集客のポータルサイトの利用
- 自社Webサイトの活用
これらの方法を詳しく見ていきましょう。
メルマガ
自社が保有するメールリストは、ウェビナー集客において重要な集客施策の1つです
既存顧客や見込み客へ向けて、ウェビナーの開催告知やリマインドメールを配信することで、高い開封率と申し込み率を実現できます。メール本文では、過去のウェビナー参加者の声や具体的な参加メリットを伝えることで、申し込みにつながりやすくなります。
また、配信時間帯やメールの件名を工夫することで、より高い反応を得られることが可能です。
以下記事では、メルマガを活用したウェビナー集客のやり方について詳しく解説しております。ご興味のある方はぜひご覧ください。
SNSの活用
X(旧:Twitter)やFacebookなどのSNSプラットフォームを活用することで、新規見込み客へのアプローチが可能です。
業界特有のハッシュタグを活用し、ターゲット層が集まるSNSコミュニティでウェビナー情報を発信できます。社員のSNSアカウントをつうじた情報拡散により、企業アカウントよりも自然な形での告知ができるでしょう。
また、投稿内容を工夫することで、SNSでの反応率を高められます。定期的な情報発信とコミュニティとの対話をつうじて、ウェビナーの認知度を高めましょう。
無料のウェビナー集客のポータルサイトの利用
無料のウェビナー集客サイトを活用することで、新規見込み客との接点を作れます。ポータルサイトには、セミナーやイベント情報を求める潜在顧客が多く集まるため、集客が期待できます。
掲載情報は検索結果にも表示されるため、自社サイトだけでは届かなかった層へのリーチも可能です。また、類似のウェビナー情報と並んで掲載されるため、差別化ポイントを明確に打ち出す必要があります。
魅力的なタイトルや説明文を用意し、申し込みを促す工夫を凝らしましょう。
自社Webサイトの活用
自社のWebサイトは、費用をかけずに集客が見込める重要なチャネルです。トップページやブログ記事内でウェビナー情報を配置することで、サイト訪問者への認知度を高められます。
また、サイト内でのバナー設置やポップアップ表示により、申し込みページへの誘導を強化が可能です。自社サイトでSEO対策での流入が見込める企業は、ぜひ活用したい施策の1つになります。
広告を活用したウェビナーの集客方法4選
広告予算を投資することで、ウェビナーの集客効果を飛躍的に高めることが可能です。
- ウェビナー集客のポータルサイトの利用
- Web広告
- 外部メディアでの集客を実施
- プレスリリース
それぞれの方法を詳しく解説します。
ウェビナー集客のポータルサイトの利用
有料のウェビナー集客ポータルサイトは、セミナー情報を探している質の高い見込み客にリーチできます。
ポータルサイトの会員データベースを活用することで、業種や職種、役職など細かい条件で配信対象を絞り込むことができるため、狙ったターゲットの申し込みを獲得できる点が魅力です。
ポータルサイトの特性を理解し、効果的な掲載プランを選択しましょう。
SNS広告
SNS広告を活用することで、ターゲット層へリーチができます。ユーザーの興味関心にもとづいて広告を配信することで、高い成果が見込めます。
また、広告配信の結果をデータとして収集し、次回の施策に活かせます。広告予算を適切に配分し、費用対効果の高い運用を目指しましょう。
外部メディアでの集客を実施
業界専門メディアへの広告出稿も、狙ったターゲットの見込み客の獲得につながります。メディアが持つ読者データベースを活用することで、ターゲットに即した配信が可能です。
また、メディアが持つ信頼性を活用することで、ウェビナーの信頼性を高められます。各メディアの特性を理解し、出稿プランを検討しましょう。
プレスリリース
有料配信サービスを活用したプレスリリースは、幅広い層へのリーチができます。プレスリリース配信サービスを利用することで、多数のメディアに情報を届けることが可能です。
ニュース性の高い内容を盛り込むことで、メディアでの掲載機会を増やせます。また、ウェビナー集客以外のメリットとして、プレスリリースを配信することで、被リンクが獲得できることから、SEO対策の効果も期待できます。
プレスリリースの配信タイミングや内容を工夫し、メディアの注目を集めましょう。
広告手法を活用した、ウェビナーの集客については以下記事で詳しく解説しております。ご興味のある方はぜひご覧ください。
ウェビナーの参加率を高める施策
申し込み後の参加率を向上させるには、リマインドメールが有効です。ウェビナー開催1~2日前からリマインドメールを行うことで、セミナーを忘れていた方に対しての予定確保を促します。
また、当日については、開催1時間前にリマインドメールを行うことで、当日の抜け漏れをなくします。
メール本文では、参加URLの案内やスムーズな参加に必要な情報を提供する必要があります。参加者の立場に立った丁寧なフォローで、当日の参加率向上を目指しましょう。
ウェビナーのアフターフォローも要確認
ウェビナー終了後のフォロー施策は、参加者との関係構築と商談創出において重要な役割を果たします。
- フォローメルマガ
- インサイドセールスからのフォロー
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
フォローメルマガ
ウェビナー参加者へのフォローメールは、商談機会の創出に効果を発揮します。
開催直後のお礼メールでは、当日のセミナーの内容や自社が解決できる課題や事例を紹介することで、商談につながりやすくなります。
また、フォローメルマガを送信することで、自社を認知してもらうことができ、営業が架電した際、記憶に残っているお客様も増える傾向にあります。また、参加者のニーズに合わせたサービス情報を紹介することで、商談につながりやすくなります。
メールの開封率や反応を分析し、効果的なフォロー方法を確立しましょう。
インサイドセールスからのフォロー
セミナー参加者へのインサイドセールスによるフォローは、参加者の具体的なニーズを把握し、アプローチすることができます。
そのため、ウェビナー中の質問内容やアンケート回答を基に、個別の課題やニーズに応じた提案をする準備が必要です。
また、ウェビナー参加者に架電フォローを行うことで、より詳細な情報提供や個別相談の機会を設けられます。参加者の反応や興味関心を営業データとして蓄積することで、次回以降のアプローチに活かせます。
商談化の可能性を見極めながら、適切なタイミングでアプローチを進めましょう。
まとめ
ウェビナー集客の成功には、ターゲット設定、集客チャネルの選択、魅力的なコンテンツ設計の3つが重要です。成果測定の指標としては、申し込み数、参加数・アンケート回答数、商談化率・案件化率を把握する必要があります。
集客方法は、メールマーケティングやSNS活用などの無料の手法と、Web広告や外部メディアを活用した有料の手法があります。
また、リマインドメールや参加特典の提供で参加率を高め、終了後はフォローメールやインサイドセールスで関係構築を図る点が重要です。紹介した要素を適切に組み合わせることで、効果的なウェビナー運営が実現できます。