ウェビナーの資料作成で押さえておくべき7つのポイントとは?

ウェビナーの資料作成で押さえておくべき7つのポイントとは?

魅力的なウェビナー資料を作るには、目次構成が重要なポイントとなります。この記事では、ウェビナー資料の基本的な構成から、視聴者の注目を集めるデザインのコツ、さらには効果的なスライドの作成方法まで詳しく解説します。

これからウェビナーを企画し、参加者から高評価を得たいと考えているマーケティング担当の方は、ぜひ参考にしてください。

ウェビナーマーケティングの基礎知識については、以下記事で紹介しております。ご興味のある方はぜひご覧ください。

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目次

ウェビナーの資料作成前にテーマを確認

ウェビナーの資料作成では、テーマ設定が全体の完成度を左右する重要な要素です。

テーマ設定で意識すべきは、ターゲット企業の業界や従業員規模などのペルソナを設定し、ペルソナが抱えている課題やニーズを特定することです。さらに、特定した課題が自社のサービスやソリューションで解決可能かを確認する必要があります。

ウェビナーのテーマ設定や企画については、以下の記事で詳しく解説しております。ご興味のある方はぜひご覧ください。

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ウェビナー資料の基本構成

ウェビナー資料の基本構成は、以下の3部構成で組み立てます。

  • 冒頭(オープニング)
  • 本編
  • 終了前(クロージング)

資料構成を整理することで、視聴者は内容を理解しやすくなります。また、途中で質問を投げかけたり、チャットでの意見募集を行ったりするスライドを追加して、視聴者を飽きさせないようにするのもおすすめです。

このように、基本構成を意識した資料作りをすることで、視聴者の理解度と満足度を高められるのです。

冒頭(オープニング)のページ

ウェビナーの冒頭ページは、視聴者の第一印象を決める重要な要素となります。

  • 表紙(タイトル)
  • ウェビナーでの注意事項
  • アンケート回答者への資料送付のお知らせ
  • 登壇者 / 会社紹介
  • ウェビナーのサマリー

これらの要素を配置して、視聴者の期待感を高めていきましょう。

表紙(タイトル)

ウェビナーの表紙は、視聴者が得られる価値を明確に示すタイトルを設定するのが大切です。タイトルは32ポイント以上のフォントサイズで、内容が理解できる簡潔な表現にします。

サブタイトルには具体的な数値や事例を入れると、視聴者の関心を引き出せることが可能です。また、開催日時や主催企業名は右下に配置することで、視認性を高められます。企業のロゴは左上に配置し、ブランドイメージを印象付けましょう。

ウェビナーでの注意事項

注意事項は箇条書きで3項目程度に絞り、視聴者が確認できる内容にまとめます。質問方法やチャットやQ&A機能の使用方法は、実際の画面キャプチャを使って説明します。また、音声・映像の途切れといったトラブル時の対処法を明記するのがポイントです。

また、録画や資料の取り扱いについての制限事項も明確に示しましょう。

アンケート回答者への資料送付のお知らせ

ウェビナーでアンケートを取る場合は、視聴者に動機づけする必要があります。代表的な特典としては、アンケート回答者へウェビナーで投影している資料を配布するという手法です。

また、アンケートの所要時間は3分程度と明記し、回答のハードルを下げましょう。特典の具体的な内容を明示することで、アンケート回答への動機付けを高められます。

ウェビナーのアンケートの作り方や回答率を上げるポイントについては、以下の記事で詳しく解説しております。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

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登壇者 / 会社紹介

登壇者の紹介は、実績や専門分野を中心に30秒で伝わる内容にまとめます。ウェビナー用の宣材写真を使用し、親近感がわく表情のものを選ぶのが大切です。

会社紹介では事業内容より、提供価値や独自の強みを重点的に説明します。また、具体的な導入実績や成果事例を数値で示すことで、信頼性を高められます。

登壇者の資格や受賞歴は、テーマに関連するものに絞りましょう。

ウェビナーのサマリー

ウェビナーの全体像を3分以内で理解できるよう、アジェンダを簡潔にまとめます。各セクションのポイントは、箇条書きで3項目以内に整理するのが重要です。視聴者が得られる具体的な価値や学びを、数値を交えて明示します。

また、質疑応答の時間配分も明記し、視聴者の不安を取り除きましょう。ウェビナーで伝える内容を明確にすることで、視聴者の期待感を高められます。

ウェビナー終了前の案内(クロージング)

ウェビナーの終了時には、視聴者の次のアクションにつながる効果的な案内が必要です。具体的には以下3点になります。

  • 【再度】アンケート回答者への資料送付のお知らせ
  • 無料の個別相談を案内
  • 会社の案内・サービス紹介

【再度】アンケート回答者への資料送付のお知らせ

ウェビナー終了間際のアンケート案内は、回答率を向上させる重要な役割を担います。ウェビナーで投影した資料を配布する特典であれば、終了時にどのような資料が貰えるかがわかっている状態になるため、視聴者の興味を引き出せます。

セミナー後にメールにてアンケートURLを送付する、もしくはセミナー中にURLを共有するなど、具体的なアンケートの共有方法についても説明しましょう。

会社の案内・サービス紹介

会社やサービスの紹介は、具体的な実績や導入事例を中心に3分以内で簡潔にまとめるのがポイントです。顧客の成功事例では、数値を用いて具体的な効果を示すことで、信頼性を高められます。

また、問い合わせ方法は電話番号とメールアドレスの両方を記載しておきましょう。

無料の個別相談を案内

ウェビナーのサービス紹介の中で、無料の個別相談の案内では、具体的な相談可能な内容と期待できる効果を示すのも有効です。

相談時間は30分から60分程度に設定し、相談可能な日時の候補を提示します。相談実施までの流れを説明することで、視聴者が安心して申し込めるようにしましょう。

無料個別面談の案内の例
  • 申込フォームから希望日時を選択
  • 担当者から日程調整のメール
  • オンラインミーティング実施

ウェビナー資料の作成ポイント7選

ウェビナー資料を作成する際は、以下7つのポイントを押さえることが重要です。

  • サイズを16:9に調整する
  • フォントサイズは大きめにする
  • 配色はシンプルにする
  • スライド1枚に1メッセージにする
  • 余白を意識して区切る
  • デザインを視覚的にわかりやすくする
  • 視聴者を巻き込む要素を入れる

それぞれのポイントを詳しく解説します。

サイズを16:9に調整する

多くのパソコンやプロジェクターは16:9のワイドスクリーンを標準にしているため、ウェビナー資料は16:9のワイドサイズに設定することで、視聴者の画面に最適な表示が実現できます。PowerPointでは、デザインタブから「スライドのサイズ」を選択して16:9に簡単に変更可能です。

また、スライドサイズの変更は資料作成の最初に行うことで、レイアウトの崩れを防げます。画面いっぱいに表示される16:9サイズで、視聴者の見やすさを高めましょう。

フォントサイズは大きめにする

本文は24ポイント以上、見出しは32ポイント以上に設定します。文字の大きさの統一は、視認性が向上し、視聴者の理解度を高めてくれます。

フォントの種類は游ゴシックを基本とし、装飾的なフォントは見出しのみに使用がいいです。また、強調したい箇所は文字の色を変更するのではなく、太字や下線で表現しましょう。

どのデバイスでも読みやすい文字サイズで、情報を確実に伝えられます。

配色はシンプルにする

ウェビナー資料の配色は3色以内に抑えることで、視聴者の見やすさが向上します。メインカラーは企業のブランドカラーを使用し、アクセントカラーは補色や類似色から選びます。

また、グラフや図表にも同じ配色を適用することで、資料全体の一貫性を保つ点も重要です。シンプルな配色で視聴者の集中力を維持し、内容の理解を促進しましょう。

スライド1枚に1メッセージにする

1枚のスライドには1つのメッセージのみを掲載すると、視聴者もわかりやすくなります。メッセージは見出しとして理解できる短い文章での表現がおすすめです。

詳細な説明は箇条書きで3から5項目に絞り、1項目は20文字以内で記述します。内容を整理して1枚1メッセージにすることで、視聴者の記憶に残りやすくなります。

余白を意識して区切る

スライド内の余白を意識的に設けることで、視認性が向上し内容が伝わりやすくなります。文字や図表を詰め込みすぎると、視聴者は重要なポイントをどこかわからなくなるがあります。

画面の端から20%程度の余白を確保し、文字や図表の配置にゆとりを持たせるのがおすすめです。また、余白を活用することで、視聴者の目線を自然に重要な箇所へ導くことができるでしょう。

デザインを視覚的にわかりやすくする

図解やイラストを活用することで、文字だけの説明と比べて理解度が向上します。抽象的な概念は図解で表現し、具体的な手順はフローチャートで示します。

また、アニメーションを多用するとは安っぽく見えるため、基本使用しない方がいいでしょう。

視聴者を巻き込む要素を入れる

図解やアイコンの使用は、視聴者の理解度を向上するための要素です。文字だけの説明では伝わりにくい内容も、図解を用いることで直感的に理解できます。

たとえば、プロセスの説明には矢印を使用し、数値の変化にはグラフを活用します。また、アイコンを使用することで、視聴者の記憶に残りやすい資料を作れるでしょう。

まとめ

ウェビナーの効果的な資料作成には、明確な構成と視覚的な工夫が不可欠です。資料は「冒頭(オープニング)」「本編」「終了前(クロージング)」の3部構成で組み立てることをおすすめします。

また、資料作成の重要なポイントとして、16:9のワイドサイズ設定、24ポイント以上の文字サイズ、3色以内のシンプルな配色、1スライド1メッセージの原則があります。

終了時には、アンケート回答者への特典資料提供や個別相談の案内を行い、次のアクションにつなげることが重要です。特に、アンケート回答から24時間以内の資料送付や、具体的な導入事例・成果の提示により、商談機会の創出を促進できます。

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